
ベネチアに初めて旅行に行くけれど、何泊くらいあればよい?
どんなスケジュールで回ったらよいのか知りたい!
そんな方に向けて、今回は私が初めてベネチア旅行を訪れた実体験を元に、
2泊3日でベネチアを満喫できるモデルコースを作ってみました。
これからベネチア旅行に行かれる方は、是非参考にしてみてください。
初めてのベネチア旅行なら、2泊3日がおすすめ

- ベネチア本島から離島までじっくり観光なら 2泊3日
- ベネチア本島のみサクッと巡るなら
1泊2日
筆者は2泊3日の旅程でしたが、
ベネチア本島でゴンドラに乗ってみたり、
美しい景色を心行くまで見たり、
近くの離島巡りを楽しんでみたり、
とやりたい事は全部できたなぁと感じました。
ベネチアンガラスで有名なムラーノ島、
カラフルな街並みで知られているブラーノ島巡りをスキップすれば、
1泊2日でも楽しめると思います。
ただ、離島での体験もとっても楽しかったので、個人的には離島巡りも
是非旅程に入れてほしいな、と思います!
今回宿泊したホテルレポ
今回宿泊したのは、
カ ペドロッキ(Ca’ Pedrocchi) 。
アーリーチェックインができる点と、
中心部へのアクセスのよさで選びました。
おすすめポイント
・アーリーチェックインができる
・サンマルコ広場まで徒歩で約5分
・中心部にも関わらず静か
・価格が抑えられる
・水やアメニティは共有スペースから自由に取れる
・冷蔵庫やエアコンあり
残念ポイント
・建物が古いため下水の臭いが気になった
・エレベーターはない
価格が抑えめということもあり、
ラグジュアリーな体験とは言えないものの、
アクセスのよさやアメニティがある点等、
細部まで行き届いているなと感じました。
宿泊体験よりも観光や食事、体験に重きをおきたい方にはおすすめです◎
ベネチア観光モデルコース【1日目】
ここからは、実際の体験を元にモデルコースをご紹介します。
お昼ご飯:ベネチア到着後、本場のピザをテイクアウト

まずは腹ごしらえをしましょう!
レストランで食事をするのももちろん良いですが、
移動疲れで軽く食べたい、
ランチはちょっと節約したい、
という方におすすめなのがテイクアウトピザ。
さすがピザ本場のイタリア。
街中には気軽にテイクアウトできる
ピッツェリアがいくつもあります。
私たちはランチにピザをテイクアウトしましたが、シンプルなのに素材のうまみが強くてとっても満足でした。
14:00 サンマルコ広場周辺を散策

ベネチアのメイン広場でもあるサンマルコ広場を中心に街歩きをしてみましょう。
ここは、ヴェネチアを代表するサンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿に囲まれており、
その荘厳で豪華な佇まいに圧倒されます。
広場を囲む建物には、ショップがずらり。
高級な宝石店や時計ショップが軒を連ねていました。
また、ここにはベネチア最古のカフェとして有名な「カフェ・フローリアン」があります。
1700年代にできたカフェで、ここがヨーロッパのカフェの始まりと言われています。
歴史あるカフェであるがゆえに、
長蛇の列ができており、
かつお値段も張りますが、
ここで優雅なコーヒータイムを過ごしてみても良いかもしれません。

今回は断念しましたが、
機会があれば行ってみたい!

また、サンマルコ広場裏はすぐ海辺なので、
美しい景色を眺めながらお散歩しても
とても気持ちがよいです。
15:00 おやつに専門店でティラミスを食べる

散策して小腹が空いてきたところで、
おやつタイム。
せっかくなので、ベネチア発祥のティラミスはいかがでしょうか。
街中にたくさんカフェはありますが、
その中でも I Tre Mercanti はティラミス専門店!
その場で作ったティラミスを提供していて、とってもフレッシュ。

程よい甘さでペロリと食べられてしまう美味しさでした。
16:00 ベネチアの鐘楼に登る

再びサンマルコ広場に戻って、鐘楼に登ってみましょう!
時期によっては混雑してしまう可能性もあるので、事前にネットでチケットを購入しておくと安心です。
価格は大人ひとり15€、
10歳までの子どもは無料で入れます(2025年8月現在)。
公式の予約サイトは下記のURLからアクセスできます。

鐘楼に登ると、赤茶色で統一された街並みの、感動の景色が待っています。

東西南北とぐるりと見渡せるので、向きごとに海辺が見えたり、
サンマルコ寺院を上から見下ろせたりと
ちょっとずつ見える景色が変わる点も興味深いです。

よくパンフレット等でも見る、
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の全貌もここから撮ることができます◎
16:30 ドゥカーレ宮殿見学

鐘楼で過ごした後は、
ふもとのドゥカーレ宮殿を見学してみましょう。
入場料は大人ひとり40€と高めですが、
豪華な内装や、当時の牢獄を見学できる貴重な体験ができるので、
是非訪れることをおすすめします。
こちらも当日券は並んでしまう可能性があるので、あらかじめチケットを購入しておくとスムーズに入場できるので便利です。
公式の予約サイトは下記のURLからアクセスできます。
ここはベネチア共和国時代の総督府兼政庁だった建物。
住宅、行政府、立法府、司法府、刑務所といった機能を全部まかなっていたようです。

政治で使われていたであろう部屋は、
金色の枠に入れられた絵画が壁から天井に隙間なく描かれており豪華絢爛。

まるで美術館にいるような気分です。
こんなに四方を宗教画に囲まれていたら、
当時の人たちは身が引き締まる思いだったのかな、なんて思いを馳せてしまいます。
そして、運河を挟んだ向かいの建物には
かの有名な「ためいき橋」でつながっており、橋を渡った先は牢獄となっています。

今でこそ、
「ゴンドラに乗り、日没時にためいき橋の下でキスをすると永遠に結ばれる」
なんてロマンチックなジンクスがありますが、
実際には、
この橋を渡ったら牢獄でもうベネチアの美しい景色を見られなくなる、
という現実に溜息をついた囚人にちなんで名付けられたのだとか。
先ほどの豪華絢爛っぷりとは打って変わって、窓のない暗く冷たい牢獄が広がっていました。
こんなにも正反対の性質を持つ機能が一緒の建物内に共存していることに、どこか不気味さを感じました。
18:30 ベネチア名物ゴンドラ乗船で優雅なひととき

ベネチア観光で見逃せないのは、ゴンドラ。
この体験をベネチア旅行の大きな目的にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぼったくりがあるという噂も聞いており、
私たちは GetYourGuide というアプリを使って事前に予約して行きました!
ただ、最近ではゴンドラの料金は30分90€と
きちんと定められており、ぼったくられる心配はあまりなくなってきているのだとか。
結果的にGetYourGuideで予約すると、
手数料代なのか113€だったため、現地の定める料金よりも高くついてしまいました。
安心を買った、といえばそれまでですが、
もしぼったくりがないのであれば現地で購入してもよかったかも?
とは言え、絶対にゼロとも言い難いところです。
ゴンドラ乗り場は多数あり、
私たちが訪れた時は、全体的にあまり並んでいる様子は見られませんでした。
※雨の日の翌日は少し並んでいました。
なので、ぼったくりではなく混雑回避のためなら、事前購入は必ずしも必要ではないかもしれません。
ただ、ゴンドラ体験はやはりこの旅行の一番のハイライトでした。
ちょっと陽気なゴンドラ乗りのおじさんが漕いでくれるゴンドラにのって、
島に張り巡らされた小さな運河をぬって揺られる体験はとっても貴重。

狭い水路を器用に進んでいく技術に感動したり、地元の生活風景に思いを馳せたりと、
ゆっくりと進む時間を楽しむことができました。
ここでしか体験できないゴンドラ体験。
ベネチア旅行では絶対外せない!そう断言できます。
20:00 ディナーでは発祥のイカ墨パスタを堪能

1日目のディナーは、📍La Piazza で
絶品のイタリアンを楽しみましょう。
メニューは多数ありますが、
中でもおすすめしたいのが、
ベネチア発祥のイカ墨パスタ、魚介のトマト煮込みです。

私たちは夫婦で上記の3品をシェアしながら食べました。
私たちは夫婦で上記の3品をシェアしながら食べました。
どれも、魚介やトマトのうまみが強くとっても美味しかったです。
店員さんも日本語を少し話せる方もいらっしゃって、とてもあたたかい接客でした◎
食事についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、是非こちらもチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ベネチア旅行2泊3日のおすすめのモデルコース1日目をご紹介しました。
以下にリストをまとめています。
・Pizzería Sansovino
でテイクアウトのピザランチ
・サンマルコ広場散策
・I Tre Mercanti
で本場のティラミスを堪能
・ベネチア鐘楼に登る
・ドゥカーレ宮殿見学
・ゴンドラ体験
・La Piazza でイタリアンディナー
2日目・3日目は、ベネチアから気軽に行ける
ムラーノ島、ブラーノ島でのプランをメインに記事を準備中!
次回の記事をお楽しみに!