新婚旅行や卒業旅行でも人気な旅行先であるスペイン・バルセロナ。
2024年10月末からは成田-マドリード間の直行便の運航が復活したので、
これまで以上に日本からも行きやすくなりました。
バルセロナといえば、サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディ建築から、
美味しいバルで楽しめるピンチョスやパエリア、生ハムなどのグルメまで、
魅力が盛りだくさん!
本記事では、2024年の11月に2日間のバルセロナで過ごした際の旅程や
実際にかかった費用をご紹介します!
世界遺産、食事、サッカー観戦などバルセロナをバランスよく楽しめたと思うので
ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- バルセロナの基本情報
- 2日間の現実的な旅行日程
- 2日間でかかった費用
少し長くなるので、サクッと読みたい方は
目次から気になる項目をクリックして、その部分だけ読むのもおすすめです!
バルセロナ基本情報
言語
バルセロナでは、スペイン語に加えてカタルーニャ語も公用語になっています。
主な観光地では英語が通じます。
また、日本からの観光客も多いためか、
日本語のガイドブックを用意している観光名所もありました。
日本との時差
日本との時差は8時間ですが、
サマータイム期間(4月頃~10月頃)は7時間です。
季節別気温や天気
バルセロナの年間気温は日本よりも穏やかで、1年を通して温暖。
夏は日本よりも気温が低くて過ごしやすく、冬は日本よりも暖かいです。
降水量が増えるのは秋。
私は11月に訪れたけれど、どんより曇っている時間が多く、
何度か大雨に降られちゃった…
ただそのおかげか、観光客はピーク時よりも少なかったよ!
季節別の気温や天気は以下の通りです。
季節 | 気温 | 特徴 |
春(3月~5月) | 平均15~20℃ | 朝晩の寒暖差は少ない |
夏(6月~8月) | 平均25~30℃ | 気温は日本よりも低いが、 直射日光は結構暑い。 日没は21時 |
秋(9月~11月) | 平均20~25℃ | 降水量が増える |
冬(12月~2月) | 平均10~15℃ | 最低気温も氷点下を下回ることはない |
日本からのアクセス方法
2024年10月より、成田-マドリードの直行便が週3回の運航で再開したので、
スペインまでは乗り継ぎなしの16時間程で行けるようになりました。
航空会社はスペインのイベリア航空で、JALとの共同運航便です。
JALのマイルも貯めることができるそうです。
マドリードからバルセロナまでは、
飛行機または電車で移動が可能です。
飛行機であれば1時間15分、電車だと2時間半程で着きます。
直行便の他、海外の別の都市を経由してバルセロナに行く方法もあります。
通貨と支払方法
スペインはEU加盟国なので、
通貨はユーロです。
レストランやお土産ショップ、市場などでいろいろお買い物しましたが
すべてクレジットカードで支払うことができました。
公共交通機関
地下鉄、バス、トラム、電車が走っています。
バルセロナの公共交通機関はゾーンごとに料金が決まっています。
ゾーンマップはこちら
今回はバルセロナ中心部を巡りましたが、
zone1内での移動で完結しました。
治安
スリやひったくりという軽犯罪においては、
注意が必要な街だと言えます。
凶悪犯罪が横行しているわけではないので、過度に不安視する必要はないですが
常に自分の荷物に意識を持っておいたほうがよいかと思います。
私は被害に遭うことはなく、
スリの現場を目撃することもありませんでした。
ちなみに私たちがしていた対策は以下の通りです。
- パスポートケースにクレジットカードと最低限の現金を入れて、
首から下げて洋服の中に隠す(夫担当) - お財布は持ち歩かない
- ナナメかけバッグを使用して、前にかけておく
チップ文化
高級レストランを除き、チップは気にしなくてよいです。
素敵なサービスを受けたり、食事がとっても美味しかったりなど、
感謝を伝えたい時にはチップを残すとよいでしょう。
その場合は端数を切り上げるか、1€上乗せすることが目安のようです。
サッカー好きは見逃せない!FCバルセロナの本拠地
世界的に有名なサッカーチーム「FCバルセロナ」。
サッカーにあまり詳しくない方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
日程が合えばバルセロナ戦をホームで観戦することができます。
本拠地のカンプノウスタジアムは現在改修中で2026年に工事が完了するようです。
今はバルセロナオリンピックで使用された会場にて試合が開催されています。
かかった費用(航空券代・雑費は除く)
夫婦2人分で実際にかかった費用は、大体1,100€程でした。
ざっくりとした内訳は以下の通りです。
※なお、私たちはスイスから出発したので航空券代は除きます。
- 31.5€(15.75/人) 地下鉄乗り放題券2日分「Hola Barcelona Travel Card」
※事前ネット購入で10%OFFの値段 - 300€ バルセロナホテル (大人2人1部屋 2泊)
- 30€ ブケリア市場の食事(1日目ランチ)
- 34€(17€/人) サン・パウ病院 入場料
- 52€(26€/人) サグラダ・ファミリア 入場料
- 87€ レストランでの夜ご飯
- 78€(39€/人) カサ・ミラナイトツアー
- 80€ 各施設でのお土産(2人分)
- 20€(10€/人) グエルパーク 入場料
- 45€ バル VINITUS (2日目ランチ)
- 370€(185€/人) FCバルセロナサッカー観戦
- 5€ サッカー観戦中の軽食
ここからは、私たちが実際に巡った旅程をご紹介します。
魅力的な場所はたくさんあったのですが、
2日間と限られた時間の中で取捨選択をしながら計画を練ったので、
2日間程の短い滞在を予定している人はぜひ参考にしてみてください。
実際の旅程:1日目
11:30 バルセロナ空港から市街地へ移動
空港に到着後、一旦ホテルに荷物を預けるためにBarcelona-Sants駅を目指します。
ちなみにホテルはMoxy Barcelonaでした。
移動には2日間乗り放題「Hola Barcelona Travel Card」がおすすめ
バルセロナでは公共交通機関の日数別乗り放題パスや、回数券など、
切符にもいくつか種類がありますが、
私たちは2日間の乗り放題パス「Hola Barcelona Travel Card」を使いました。
事前にネットで購入していたので、券売機で発行するだけでOK。
事前購入で10%割引になるのも嬉しいポイント!
Hola Barcelona Travel Cardはこちらからネットで事前購入ができます。
13:45 ブケリア市場で食べ歩きランチ
ホテルに荷物を預けた後、ブケリア市場へ。
市場はかなり大盛況で観光客でごった返していました。
ここもスリが多いという噂なので注意が必要です。
ブケリア市場についてはこちらの記事で詳しく書いています!
市場で食べたもの
市場の支払い方法は?
どのお店でもクレジットカードが使えたので
スムーズにお買い物できました。
購入した食事はどこで食べられる?
基本的に座って食べられるエリアはないので、
空いたスペースで立って食べることになります。
また、おしぼりなどももらえないので
除菌ティッシュがあるととっても便利です。
15:30 サン・パウ病院
ルイス・ドメネク・イ・モンタネールという天才建築家によって設計された病院で、
世界遺産に登録されています。
予約は必要?混雑状況は?
訪れる際は事前予約をおすすめします。
予約は時間指定をする必要があるので、
前後の予定を鑑みて余裕のある時間に設定しましょう。
私たちは15時半にしました。
予約はホームページから可能です。
オーディオガイドなしで1人17€、
つけた場合は1人21€です。
平日だったことも相まって、それほど混雑はしていませんでした。
写真スポットはここ!
サン・パウ病院の入り口正面の建物は特に内装が美しいです。
窓からは真正面にサグラダ・ファミリアを見ることができ、
世界遺産から世界遺産を見るという稀有な体験をしました。
17:00 サグラダ・ファミリア
サン・パウ病院からガウディ通りをまっすぐ進むと、
徒歩15分程度で行くことができます。
予約は必要?混雑状況は?
ここも事前予約(時間指定)必須です。
予約は下記ホームページから可能です。
入場するだけであれば、1人26€です。
そのほかガイドオプションは30€
塔に登りたい場合はは36€
ガイドと塔に登るオプションをつけた場合は40€です。
さすがの大人気観光地だけあって、周辺はかなり混雑しています。
ただ事前予約をしていたので、あまり待つことなく入ることができました。
入る前に手荷物チェックがありますが、
危険物などがなければ問題なくパスできます。
写真スポットはここ
サグラダ・ファミリアがあまりにも大きいので、
写真は少し離れたところから撮ることをおすすめします!
この写真は、サン・パウ病院からほど近い場所から撮影しました。
ガウディ通りを歩いていると、真正面にサグラダ・ファミリアがずっと見えています。
中のステンドグラスも圧巻で、
夕方は夕日を浴びて西側のオレンジのステンドグラスが、
朝は朝日を浴びて東側のブルーのステンドグラスがより輝くので
訪れる時間を決める1つの材料にしてみてもよいかもしれません。
21:00 カサ・ミラナイトツアー
レストランで食事を済ませたら、
この日最後の観光スポット、カサ・ミラに向かいます。
予約必須!ナイトツアーに含まれるものとは?
ナイトツアーには英語によるガイドと、
屋上でのプロジェクションマッピング、
スペインワイン1杯が含まれます。
こちらも事前予約が必要です。
料金は大人1人39€です。
ナイトツアーの感想
屋上の7階まで階段で登るのは結構体力を使うので、
ツアーに参加される場合は、歩きやすい靴や服装で行くことをおすすめします。
ガウディ建築の基本情報や、カサ・ミラが建てられた経緯、
そして屋上にあるモニュメントがなぜ完成していないのか、
など面白いお話がたくさん聞けました。
ガウディがいかに自然をリスペクトしていたかという話を聞いたうえで、
屋上でのプロジェクションマッピングを見てとても感動しました。
ツアー終了後に無料で配られたスペインのワインは飲みやすく、とっても美味しかったです。
ワインのほかにオレンジジュースとお水も用意されていました。
疲れで酔いが回りそうだったので、
ワインの後にお水をお願いしたら、快くいただけました。
実際の旅程:2日目
9:00 グエル公園
グエル伯爵が高台の一帯に田園都市を作ろうとして、
ガウディに設計を依頼してできた公園です。
予約は必要?混雑状況は?
ここも事前予約が必須です。
料金は、
ガイドなしで1人10€
ガイド付きで22€
公園チケットと、近くにあるガウディミュージアムのチケットがセットになったものが14€です。
日中は混むとの情報があったので、午前中の早い時間に向かうことにしました。
12時頃まで滞在しましたが、前情報の通り、
時間がたつにつれて人が多くなってきました。
アクセス方法
私たちは地下鉄グリーンラインでLessepsまで行き、そこから歩きました。
公園は高台にありますが、
エスカレーターがあるのでそこまで大変ではありませんでした!
写真スポットはここ
メインの広場で、ガウディらしいカラフルなタイルのベンチや、
高台から見えるバルセロナの街並みを楽しむことができます。
広場から別荘エリアまで簡単に行けるような廊下です。
この日は雨だったので、雨にぬれず家から広場まで行ける造りのありがたさをより感じました。
かの有名なトカゲのオブジェです。
ここはかなり混雑しているので撮影は結構大変でしたが、何とかパシャリ。
帰り道にはお土産ショップがズラリと並んでいます。
バルセロナ土産を購入するならここがおすすめです!
私たちはスルーしてしまいましたが、
結局ここが一番充実していたので、後悔しています。
13:00 ランチ
ランチはVINITUSというバルへ。
ここがとっても美味しかったのでおすすめです。
カサ・バトリョの近くにあるのでアクセスもよいです。
新鮮なシーフードタパスから、フォアグラが乗ったビーフのピンチョスまで
どれもとっても美味しかったです。
店内も地元の方らしき人達で溢れていました。
14:00 カサ・バトリョ
バルセロナの観光としては最後を飾るカサ・バトリョ。
中には入らず外観のみ楽しみました。
海をイメージした設計ということで、
その名の通り貝やうろこのようなモチーフがあしらわれていて
とても美しい建物でした。
周りの一般的な建物と隣接していて、
ガウディの建築がいかに独創的かを改めて感じました。
16:00 サッカー観戦
バルセロナといえばかの有名なFCバルセロナの本拠地です。
夫がサッカーファンで、バルセロナ観光の中でも一番楽しみにしていました。
私は生まれて初めてのサッカー観戦でした。
バルセロナ対カタルーニャの試合で、
FCバルセロナの勝利をライブで楽しめました。
観戦チケットの値段は対戦相手や曜日などによって大きく変動しますが、
私たちのチケットは1人約185€でした。
チケットの予約はこちらから
まとめ
以上、少し長くなってしまいましたが
バルセロナ基本情報と実際に巡った旅程をご紹介しました。
バルセロナ観光を計画中の方は、ぜひ参考にしてみてください