ポルトガル旅行で外せない名物といえば、「ナタ」の愛称で知られるエッグタルト。
ナタってどんな食べ物なの?
パリパリのパイ生地に、カスタードがたっぷりとつまっている、
ポルトガルの伝統的なスイーツだよ!
街中のいたるところで販売されており、
サイズも大きくなく、お値段も1ユーロ程度と気軽に食べられる点も嬉しいポイント。
筆者はこのナタが食べたくて、ポルトガル旅行を計画したといっても過言ではありません
そんなナタを販売するお店は星の数ほどありますが、
その中でも有名店の4店舗のナタを食べ比べしてきました!
カスタードのパイというシンプルなスイーツにも関わらず、
味や食感はお店によってさまざま。
本ブログでは、各お店のナタの特徴を、
筆者の独断と偏見で、ランキング形式でご紹介していきます。
この記事を読めば、ポルトガル旅行の際に行くべきナタのお店が丸わかりです!
第1位 元祖ナタ-Pastéis de Belém
- 甘さ:★★★☆☆
- カスタードの濃厚さ:★★★☆☆
- タルト生地のパリパリ度:★★★★☆
- タルト生地の塩味:★★☆☆☆
- 焼きたて度:★★☆☆☆
- 雰囲気:
ブルーとクリーム色が基調の店内は、どこかノーブルな高級感の漂う印象
私的No.1ナタは Pastéis de Belém でした!
ナタ発祥の地であるリスボン・ベレンにあるお店です。
優しい甘さで、カスタードも濃厚ながらもくどくない、上品な味でした。
パイ生地もパリパリですが主張が強すぎることなく、
カスタードクリームとのバランスもとってもよいと感じました。
テイクアウトしましたが、粉砂糖とシナモンの小パックをつけてくれるので、味変も可能!
お土産用に買って帰ればよかったなぁ~と後悔しています。
私が訪れたのは11月初旬の16時ごろ。
お店の前には少し行列ができていたものの、10分も待たずに入ることができました。
このお店で提供されているナタは、「ナタ」という名前ではなく、
店名と同じく「Pastéis de Belém」と呼ばれており、
元祖ナタの味を楽しめる点で、ほかのナタとは一線を画します。
ナタは元々、このお店の隣にあるジェロニモス修道院で作られていたスイーツ。
そこからどんどん広まって、今ではいたるところで販売されていますが、
200年以上も前から修道院で作られていた秘伝のレシピの味を守り抜いて、
提供しているのはここだけです。
この門外不出のレシピを知っている技術者も限られているのだとか。
ジェロニモス修道院や発見のモニュメントなど
ベレン観光の際に立ち寄るのがおすすめ!
場所: R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa, ポルトガル
営業時間:08:00~21:00
7/1~9/15は22:00まで、12/24,25,31,1/1は19:00までの営業
第2位 たまごの濃厚さNo.1-Manteigaria
- 甘さ:★★★★☆
- カスタードの濃厚さ:★★★★★
- タルト生地のパリパリ度:★★★☆☆
- タルト生地の塩味:★★☆☆☆
- 焼きたて度:★☆☆☆☆
- 雰囲気:
ガラス張りの店内は、オレンジピンクの大理石調のインテリア。
明るく解放感があり、おしゃれな雰囲気
次いで美味しかったのが Manteigaria のナタ。
こちらのナタは、とにかくカスタードのたまごが濃厚だった点が特徴的でした。
濃厚なのにも関わらず、甘さはそれほど強くなく、
こちらもペロリと食べてしまいました。
どうやらカスタードクリームにレモン果汁が少し入っているのだとか。
店舗の名前「Manteigaria」はポルトガル語で「バター屋」を意味するようで、
ナタ作りの中でもバターにこだわりを感じます。
わたしはポルトで午前中行きましたが、店内は混んでおらず並ばずに購入できました。
朝ごはんとして食べたので、ナタとアメリカンコーヒーをセットに。
これほどコーヒーに合うスイーツは果たしてあるのだろうか…と思うほどコーヒーとの相性は抜群です。
場所:Rua do Loreto 2, 1200-108 Lisboa, ポルトガル 他
営業時間:08:00~00:00
第3位 皮パリのあまじょっぱ系-Fábrica da Nata
- 甘さ:★★★★★
- カスタードの濃厚さ:★★☆☆☆
- タルト生地のパリパリ度:★★★★★
- タルト生地の塩味:★★★★☆
- 焼きたて度:★★★☆☆
- 雰囲気:
ブルーを基調とした店内。どことなく食堂のような居心地のよさがある
一口食べた瞬間、かなり甘さが際立つナタで、たまごの風味よりもミルク感を強く感じました。
また、タルト生地がパリパリ、ザックザク!塩味もかなり効いています。
他のナタに比べて、生地に特に特徴を感じました。
クリームの甘さとタルトのしょっぱさのバランスが後引く「あまじょっぱ系」です。
私も甘いものは大好きですが、このナタはかなりの甘党さんにおすすめです。
こちらもポルトの店舗に15時ごろ訪れましたが、特に行列はなくすんなり入れました。
場所:Praça dos Restauradores 62 -68, 1250-110 Lisboa, ポルトガル 他
営業時間:8:00~22:00ごろ(お店によって閉店時間は異なる)
第4位 甘めのミルキーナタ-PASTELARIA SANTO ANTONIO
- 甘さ:★★★★★
- カスタードの濃厚さ:★★☆☆☆
- タルト生地のパリパリ度:★★☆☆☆
- タルト生地の塩味:★★☆☆☆
- 焼きたて度:★★☆☆☆
- 雰囲気:
ナタ以外にサンドイッチやケーキなども販売されていて、カフェの印象が強い
こちらも3位のナタに引き続き、とっても甘いタイプでした。
クリーム部分は練乳っぽさを感じる甘さです。
生地はそれほど塩味も効いていなかったので、全体的に甘い印象でした。
なんと、このお店は2019年のナタアワードに選出されていたらしいです。
個人的にはちょっと甘すぎた感はありましたが、
甘いもの好きの方にはたまらない味かな、と思います。
サン・ジョルジェ城の近くに店舗があったので、
観光ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
場所:R. do Milagre de Santo António 10, 1100-351 Lisboa, ポルトガル
営業時間:8時00分~19時00分
まとめ
いかがでしたでしょうか。
各お店で味の特徴が異なるので、
下記の通り、食の好み別おすすめナタを考えてみました。
素朴な味のナタは、飽きることなくいくつでも食べられてしまいます。
皆さんも食べ比べをして、お気に入りのナタを見つけてくださいね!