【夏のスイス旅行】マッターホルン絶景ハイキング|初心者におすすめコース2選

ヨーロッパ旅行

マッターホルン観光でハイキングをしてみたいけれど、初心者でも大丈夫かな…?

そんな方のために、この記事では実際に体験してきた初心者向けのおすすめコース2選をご紹介します。

筆者も初心者ながら楽しめたコースなので、
ハイキングに自信がない人でも楽しめるルートです。

美しいマッターホルンを眺めながらハイキングができるのはもちろん、
アルプス地方の山岳地帯に生息する野生のマーモットに出会えたり、
野生のエーデルワイスを発見できたりと、
とてもスイスらしい体験ができました。

アクセス方法や所要時間、服装のポイントまで詳しく解説しているので、
旅行を検討中の方は、是非参考にしてみてくださいね。

なお、チューリッヒからマッターホルンの
ふもと町「ツェルマット」までの行き方は、
別の記事にて紹介しているので、
気になる方は是非こちらもチェック!

逆さマッターホルンが見られる!美しい湖を巡る 5-seenweg コース

まず初めにご紹介するのが、
湖に反射する逆さマッターホルンが見ることができるコースです。

このコースはいくつかの湖を巡りながら、元のスタート地点に戻ってくるルート。

ハイキング中は雄大すぎる自然に囲まれて、
ダイナミックなハイキングを体験できます。

湖は全部で5つ。
途中スキップして短縮バージョンを楽しむこともできます。

私たちも体力的に3つの湖を巡ってゴールしました。

お昼休憩も挟んで大体4時間半くらいで回って帰ってきました。

ツェルマット駅からのアクセス

スネガ行きの駅@ツェルマット

ツェルマットからは登山列車に乗って、
スネガ展望台(Sunnegga)を目指します。

駅の場所は以下の通り

このエリアにある展望台の中でも最も近いので、乗車時間はわずか3分!
途中駅はなく、展望台まで直通です。

登山鉄道の駅に着いたら、有人カウンターもしくは自動販売機でチケットを購入します。

チケット料金は50フラン
スイストラベルパスやハーフフェアカードをお持ちの方は半額になります。

トンネル内を進むので景色は見れません…

あっという間にスネガ展望台に到着です。

ここから、さらにケーブルカーに乗って上を目指します。

スネガ駅のケーブルカー乗り場

ケーブルカーの乗車料金も、登山鉄道のチケットに含まれています

ケーブルカーで登りきったら、
早速ハイキング開始です。

あちらこちらにある、ハイキング用の看板の「5-seenweg」に従って進んでいきます。

途中には可愛らしい写真スポットも!

スネガ展望台からシュテリ湖|逆さマッターホルンチャンスの湖を目指す

まずはシュテリ湖を目指します。

道中は下の写真のように舗装されていてとても歩きやすいです。

シュテリ湖は5つの湖の中でも大きく、条件が合えば逆さマッターホルンを見ることができる場所です。

ただ、私たちが訪れた時は風が吹いていたのと、泳いでいる人がいたため、
水面が揺れて逆さマッターホルンを拝むことはできませんでした…

ただ、湖とマッターホルンを一望できるこの景色はとても開放的で、
ずっとここに居続けたいと思うほど心地よかったです。

また、このあたりは原っぱや、腰掛けるのにちょうどいい岩などもあるので
お昼ご飯を持参する場合は、このあたりで食事にするのもおすすめです!

なお、この先にはフルーアルプというレストランがあるので、そちらでも食事をとることができます!

シュテリ湖からグリンジェ湖|森の中の秘境的湖を目指す

続いては、グリンジェ湖に向かいます。

ここに向かう際にいくつか分岐があり、
私たちは山の尾根を歩くコースを選択しました。

ただ、ところによっては崖っぷちを歩くような道なので、
恐怖心も相まって結構疲れてしまいました。

崖すれすれのところを歩きます。

そんな場所をマウンテンバイクで颯爽と通り抜けていく人がいるので驚きです。

体力的に少しきついコースではありましたが、周りに遮るものが何もない中を歩くのはとても貴重な体験でした。

そうこうしているうちに、次なるグリンジェ湖に到着です。

ここは先ほどのシュテリ湖の開放的な雰囲気とは異なり、森の中にひっそりとある湖です。

ハイキング中は遮るものがなく影がないので、ここでちょっと涼むことができます。

グリンジェ湖からライゼー湖|最後の目的地を目指す

5つ巡る場合はこの後、グリューン湖、そしてモシェ湖と続きます。

私たちは体力的に断念してしまったので、
最後のライゼー湖を目指しました。

ただライゼー湖に向かう途中にモシェ湖を見下ろすことができました!

上から見下ろしたモシェ湖

これまでの湖とはまた違い、明るいコバルトブルーでした。

そしてゴールであるライゼー湖。
ここはハイキングをスタートしたスネガ展望台からほど近いところです。

この湖も逆さマッターホルンチャレンジができる場所です。

私たちが訪れたときは、こちらもあまり見えませんでした。

自然現象は天気運がどうしても必要なのでなかなか完璧に見るのは難しいです。

ここはちょっとした遊具などもあり、子どもたちが楽しんでいました。

また、ここから最終ゴールのスネガ展望台まではシャトルが走っており、無料で利用可能です。

スネガ展望台はこのライゼー湖よりも高いところにあるので、歩いて登るのは結構大変。

是非使ってみてくださいね。

野生のマーモットに出会えるかも|マーモットコース Murmelweg

続いては、野生のマーモットに出会える可能性が高いコースです。

スタート地点は上記でご紹介している
5-seenwegコースと同様です。

ツェルマットからスネガ展望台までの登山鉄道、ケーブルカーを乗り継いだ地点からスタートです。

マーモットコースは、以下の可愛らしい標識に沿って進んでいきます。

⑧に沿って進みます。マスコット的マーモットがかわいい。

夏だけに咲く花|スイスの三名花エーデルワイス鑑賞ができる

このコースの途中では、なんと野生のエーデルワイスも発見できました。

スイス三名花の一つで、夏にしか咲かない珍しい花です。

ハイキングの序盤あたりでも見かけてはいましたが、どれも枯れていて諦めていたところで遭遇しました。

エーデルワイスを見てみたい方にも、
このハイキングコースをおすすめしたいです。

マーモット観察できたのはどのあたり?

そしてお目当てのマーモットは、コースの6分目くらいのところで発見することができました。

写真に納められたのはかなり遠くの方にいたマーモットたちですが、
肉眼ではそこそこ近いところを走っている個体を見ることができました。

逆さマッターホルン同様、マーモットに出会えるのも運しだい、というところがありますが、
是非諦めずにゆっくり探してみてください!

5-seenwegコースもマーモットコースもどちらも初心者向けですが、
マーモットコースの方がより易しいコースだと感じました。

こちらのコースでは、
実際に小さいお子さん連れの方も見かけました!

なお、マーモットコースのゴールもライゼー湖です。
この日は逆さマッターホルンを見ることができました。

スイスハイキングの豆知識|コースごとの色別マークの意味

ハイキング大国なスイス。
ハイキングコースにはわかりやすい案内板がたくさん立っています。

案内板を見ると、

・「ノーマルな黄色」
・「白赤のマーク」
・「白青のマーク」

で色分けされています。

これは実は難易度を表していて、
黄色は初心者・白赤は中級・白青は上級コースを意味します。
また、看板だけでなく、コース途中の岩場にも色付けされています。

ご自身の経験値や準備具合に合わせてコースを選びましょう。

8月にハイキングする時の服装や靴はどうする?

今回ご紹介したコースは初心者向けなので
重装備は必要ありませんが、
それでもハイキングに適した物を準備しましょう。

履きなれたスニーカーやトレッキングシューズ

舗装されているとはいえ、ところによっては
岩場や急な斜面になっている場所もあります

一般的なスニーカーでも問題なくハイキングできましたが、
トレッキングシューズがあるともっと歩きやすく、疲れにくかったかも?と思います。

また、結構砂ぼこりが舞うような道なので、
ハイキング後の靴はかなり砂っぽくなります。

スエード地等洗いにくいスニーカーは避けた方が無難だな、と思いました。

実際に帰宅後に洗うのが大変でした!

速乾性のあるTシャツ

スポーツ用の速乾性のあるTシャツで行ってきました。
今回着用したのはモンベルで購入したツェルマット限定Tシャツです。

ツェルマットには駅前にモンベルのショップがあるので、
ハイキング前に購入してから向かっても良さそうです!

お土産にもピッタリです!

動きやすいナイロン製のシャカシャカパンツ

上述の通り、足元は砂ぼこりで汚れやすいので、ナイロン素材などの汚れにくい+汚れても洗いやすいパンツを選ぶとよいと思います。

UVカット機能付きのパーカー

ハイキング中は日光を遮るものがなく、
ずっと紫外線にさらされるので紫外線対策は必須です。

真夏ではありますが、
標高が高いため上着を着ていても暑さはあまり感じず、むしろちょうどよかったです。

そのほかUVカットグッズ

上着の他にも、サングラスやキャップ等で紫外線対策をおすすめします!

おすすめの便利アプリ「Switzerland Mobility」で安心ハイキング

スイスでのハイキング中に役立つ地図アプリをご紹介します!

Googleマップでもよいのですが、以下のSwitzerland Mobilityというアプリがより使いやすいと感じました。

▶iPhoneの方はこちら

‎SwitzerlandMobility
‎The SwitzerlandMobility app is the perfect companion for anyone who likes to be outdoors, whether in summer or winter. ...

▶Andoroidの方はこちら

SwitzerlandMobility - Apps on Google Play
SwitzerlandMobility is the perfect app for anybody out and about in Switzerland.

このアプリでは、スイス国内のハイキングや
サイクリングコースを確認できます。

もちろん位置情報を利用して現在地の確認もできます。

以下画面のスクリーンショットですが、
ハイキングコースに色がついているのでわかりやすいな、と感じました。

まとめ

いかがでしたか?

今回はマッターホルンを眺めながら楽しめるおすすめハイキングコースをご紹介しました。

どちらも初心者向けですが、
5-seenwegはより壮大な自然を感じたい方に、マーモットコースは、野生のマーモットを見てみたい方におすすめです。

是非参考にしてみてくださいね!