ユングフラウヨッホへの行き方&チケットの買い方|スフィンクス展望台の楽しみ方も徹底紹介

ヨーロッパ旅行

スイスには美しい自然や壮大な山脈がたくさんありますが、
その中でも特に有名なスポットである「ユングフラウヨッホ」は見逃せません。

この記事では、このユングフラウヨッホまでのアクセス方法やチケットの購入方法、現地での楽しみ方から注意点まで詳しくご紹介します。

ユングフラウヨッホ観光に行かれる方は是非参考にしてみてください。

ユングフラウヨッホってどんなところ?

ユングフラウヨッホとは、名峰ユングフラウとメンヒの間の鞍部にあたる山で、
標高はなんと3,466m。富士山の山頂よりもちょっと低いくらいです。

ここは鉄道で行ける場所としてはヨーロッパ最高地点

最高地点、なんて聞くと
行きたくなるのが人間の性で、
季節を問わず賑わっている
スイスの一大観光名所です。

鉄道のユングフラウヨッホ駅には
「トップ・オブ・ヨーロッパ」という複合施設があり、
その中にスフィンクス展望台や、氷河の中に作られたアイスパレス
1年中雪を楽しめる雪原のプラトー展望台などがあります。

ユングフラウヨッホへのチケット購入・アクセス方法

ユングフラウヨッホまでのチケットの購入方法

チケットは公式サイト、またはSBBアプリ(スイスの鉄道アプリ)から購入が可能です。

公式サイトから購入する場合は往復での購入となり、あらかじめ座席指定もついています。

SBBアプリからであれば、
片道ずつの購入が可能です。
SBBアプリでチケット購入をして、かつ
座席指定をしたい場合は、
公式から座席指定チケット(10CHF)を購入しましょう。

夏季のハイシーズンは座席指定が必須になっているので
SBBアプリからの購入はできないようです。公式サイトから購入しましょう。

ユングフラウヨッホまでの登山鉄道はとにかく高いので、
天気に恵まれないと景色も楽しめないと、ちょっとがっかりしてしまうかも。

ハイシーズンでなければ、天気予報を参考にして直近で購入するのもおすすめです。

ユングフラウヨッホまでの料金は?

ユングフラウヨッホへはいくつかアクセス方法がありますが、
主要駅であるインターラーケンやグリンデルワルトからは、片道100CHF以上となっています。

正確な料金は、次にご紹介する「チケット購入方法」の流れで
必要項目を入力すると簡単に確認できます。

ユングフラウヨッホ公式サイトからのチケット購入方法

今回は私たちが実際に体験した、
公式サイトからの購入方法をご紹介します。

公式サイトはこちら

Buy Jungfraujoch Tickets | Top of Europe
The fastest way to a ticket. Book online now! Take the spectacular new Eiger Express or the traditional cogwheel railroa...

案内に従って選択していくだけなのでとっても簡単でした。

画面の案内に従って、情報を入力していきます。
以下実際のスマートフォンの画面なので、参考にしてみてください。
※画面は2025年11月現在の表示です。

①日程を選択

②座席数を選択

③出発駅を入力(主要駅は候補から選択できます。)

④時刻表から希望の列車を選択

⑤往路を選択する

公式サイトから購入する際は往復でチケットを購入するので、
あらかじめ帰りの時間を指定する必要があります。

公式サイトでは、滞在時間は2時間がおすすめされていますが、
食事をしたり、お土産を探したりするのであれば、最低3時間は欲しいなと感じました。

私たちは2時間にしましたが、最後駆け足になりました…

⑥個人情報を入力
割引チケット(スイストラベルパス等)をお持ちの方は、ご自身のチケットを選択。

⑦カートに入れて決済して完了

私たちが訪れたのは10月で、
ハイシーズンではなかったためか、
乗車直前でもオンラインでチケット購入ができました。

ただ、夏のハイシーズン時には売り切れもあるようなので、
夏に訪れる方は早めの購入をおすすめします。

天気次第でギリギリで買うか、売り切れを防ぐか選択が難しいところ…!

ユングフラウヨッホまでのルート

アクセス方法はいくつかありますが、
私たちは以下のルートで行ってきました。

グリンデルワルトターミナル駅発:
 ↓(ケーブルカー)
アイガーグレッチャー
 ↓(登山鉄道)
ユングフラウヨッホ

今回は、このアクセス方法を詳しくご紹介します。

このルートでは、2020年に完成した新しいケーブルカー
「アイガーエクスプレス」で移動します。

アイガーのすぐそばを通るので、窓からの景色もとても美しい!

グリンデルワルトターミナルまで着いたら、
ケーブルカーに乗り換えます。

駅はとてもシンプルな作りなので、
迷うことはありませんでした。

ケーブルカー乗り換え改札

ケーブルカーに乗るときは改札があるので、チケットの準備をお忘れなく!

さて、いよいよ乗り込みます。

ケーブルカーは26人乗りで、44台ものゴンドラが運航しているため、
土曜日にもかかわらず待ち時間なく乗ることができました。

行きの場合は、アイガーは左手に見えるので、アイガーを間近で見学したい場合は
奥の席がねらい目です。
(帰りは右手にアイガーが見えます。)

ケーブルカーから見えるアイガー!

アイガーは近すぎてもはや壁!

この日はおおむね晴れていたものの、
ところどころ雲が発生していて、
雲海のような景色を楽しめました。

15分間という短い乗車時間でしたが、
美しい景色に終始感動し続けました。

ケーブルカーからの景色は名残惜しいですが、続いてアイガーグレッチャー(登山鉄道)に乗り換えです。

座席指定をした人としていない人で
改札が違うので、ご自身のチケットに沿って入場してください。

私たちは座席指定をしましたが、
指定している人は少数派でした。

ただ、指定なしの方は割と並んでいたので、
混雑を避けたい方は座席指定をおすすめします。
※夏季のハイシーズンは座席指定必須です。

ホームにはパスポート風の案内パンフレットがありました!
クーポンもついていたのでぜひゲットしてみてくださいね。

活版印刷風でとってもしっかりした造り!

座席指定をしたものの、決まった席はなく、
好きなところに座れました。

車内では日本語のアナウンスも流れていたので、安心して乗車できます。

乗車時間はそれほど長くないものの、
途中駅で一度10分の休憩時間があります。

この駅からは大迫力の氷河が見えるので、
是非一度下車して見に行ってみてください。

途中駅Esmieerからのダイナミックな景色

ユングフラヨッホ複合施設内の見どころ

基本的に順路に従って進んでいきます。

エレベーターでスフィンクス展望台へ|メンヒとユングフラウを拝む

高速エレベーターに乗って
スフィンクス展望台に向かいます。

一方にメンヒ、反対側にユングフラウ
そびえたっており、圧巻の景色が広がっています。

メンヒ
ユングフラウ

また、それらの山の間には世界遺産の
アレッチ氷河もあります。

撮影スポットも用意されているので、写真撮影も楽しめます。

こんな高山で生き抜く鳥。フンには注意してくださいね。

ユングフラウ鉄道の歴史を学べる展示

続いては、ユングフラウ鉄道の歴史が学べる
展示施設につながります。
可愛らしいスノードームから、鉄道の歴史の展示まであり、ちょっとした博物館のよう。

ユングフラウ鉄道は100年以上の歴史のある路線で、犠牲者を出しながらも強い意志で作られたのだそう。

アイスパレス|氷河の中に入れる珍しい体験

その先には、実際の氷河の中に作られた氷の宮殿・アイスパレスがあります。

ほとんど全て氷でできているので、滑らないように注意!

氷のアートが多数展示されていて、中にはトレンド感満載のラブブの氷漬けまで!

作りがリアルで感動!
最近入った新入りさん…?

プラトー展望台|開放的な雪景色を楽しむ

最後は屋外に出て、年中雪で覆われたエリア・プラトー展望台に到着です。

自然と同じ目線に立つことができるので、
展望台から見下ろすのとはまた違う感覚です。

自分もこの自然の一部だと思えた!

スイス国旗との撮影スポットもありますが、
ここはさすがに長蛇の列ができていました。

時間に余裕がある方はぜひ記念撮影をお忘れなく!

ユングフラウヨッホのレストランの様子

トップオブヨーロッパの施設内にはいくつかレストランも併設されています。
ただ、順路通りに進むため、途中でお昼ご飯を取ることはできません。

時間によっては食事をとってから観光を始めるのもおすすめです。

私たちは観光前の11:00過ぎに食事をとりました。
この時間は席が空いていたのでお勧めです!

レストランは3種類。

  • 値段が少し高めのスイスレストラン
  • セルフサービスのフードコート的レストラン
  • インド料理レストラン

私たちはセルフサービスのレストランで食事をとりました。

機会は日本語で注文できるのでとても便利でした。

ラザニアとローストチキンを注文。
美味しくいただきました。

窓際に座れたら、贅沢に氷河を見ながら食事ができます。

ユングフラウヨッホ観光時の防寒・紫外線対策

雄大な自然を体験できるユングフラウヨッホですが、その標高から、気になるのは寒さですよね。

私たちが訪れた10月のお昼の気温は-3℃
多くの日本人にとっては耐え難い気温ですよね。

ですが、天気自体は快晴で無風だったため、
しっかり防寒していれば暖かく感じたほどでした。

以下、私が訪れた時の実際の服装をご紹介します。

  • ヒートテック下着
  • パーカー
  • ウルトラライトダウン
  • ヒートテック素材のズボン
  • 雨風を通さない素材のズボン
  • ダウンジャケット
  • ニット帽
  • 手袋
  • 厚底のブーツ

また、晴れていると紫外線が強いので
サングラスや日焼け止めがあると安心です。

高山病対策と体調管理のコツ

私たちは高山病の症状を強くは感じませんでしたが、
少し小走りしただけで息が上がったり
少し頭痛がするなど負担は少なからずあったように感じました。

あまり無理な日程を組まない、無理をしない、などを意識しておくと安心です。

まとめ|ユングフラウヨッホ観光を最大限楽しむために

いかがでしたでしょうか。

今回はスイス旅行では見逃せないユングフラウヨッホ観光についてご紹介しました。

少々お値段は張るものの、
スイスの名峰を間近で楽しむことができる
ユングフラウヨッホ観光は
人生で一度は見ておきたい絶景を楽しむことができます。

アクセス方法やチケットの購入方法もそれほど難しくないので、
スイス旅行を計画中の方はぜひ足を運んでみてください。