スイスのイメージといえば真っ先に「ハイジ!」と思いつくといっても過言ではありませんよね。
誰しも一度は、ハイジが美しい自然の中でブランコに乗っているシーンや、
牛やヤギなどの動物とともにのびのびと生活するシーンを目にしたことがあるのではないでしょうか。
そんな、平和過ぎてフィクションにも思えるハイジの世界ですが、
実はスイスのマイエンフェルトという地域には「ハイジ村」が実際に存在します。
ここは原作のハイジの舞台にもなった場所で、ハイジの暮らしを見学することができます。
この記事では、先日私が実際にハイジ村へ行った来た際の体験レポとともに、
アクセス方法や見どころを詳しく紹介するので、ハイジ好きの方は是非参考にしてみてください。
ハイジ村の基本情報

ハイジ村のあるマイエンフェルトってどんなところ?
アルプスの少女ハイジの原作「Heidi」は、スイス東部にあるマイエンフェルトを舞台に作られた物語です。
雄大な山々や自然に囲まれたのどかな雰囲気はアニメの世界観そのもの。
このマイエンフェルトの山の上にハイジ村(Heidi dorf)があり、ハイジの家や山小屋などが建てられています。
中もしっかり作りこまれており、まるでハイジの暮らしを体験しているような気分が味わえます。
ハイジ村の中にはレストランや軽食を販売しているショップはないので、
最寄りのMaienfeld駅周辺のレストランで食事を済ませていくか、スーパーなどで購入して持って行くことをおすすめします◎
ハイジ村での滞在時間
割とコンパクトなので、半日あれば十分に楽しむことができそうです。
ハイジ村のオープン期間 休業期間に注意!
2025年のオープン期間は3月14日~11月2日。
冬季は休業しているので注意が必要です!
ハイジ村の営業時間
営業時間は毎日10時から17時です。
スイスでは日曜日がお休みのところも多いので、毎日営業している点は嬉しいポイント。

日曜日の観光にもおすすめ!
チューリッヒからハイジ村へのアクセス・行き方
チューリッヒ中央駅からは電車で2時間程度です。
電車を選べば最寄り駅のマイエンフェルト駅(Maienfeld)まで乗り換えなしで行くこともできます。
駅からはちょっとしたハイキングを40分ほど楽しみましょう。
ハイキングと言っても、しっかり舗装された道路なので安心してください。

また、道には案内板がたくさん設置されているので、その矢印に沿って進んでいけば迷子になる心配もありません!


ただ歩道がなく、車がどんどんやってくるのでちょっと注意してくださいね!
ただ、緩やかな傾斜の道にもかかわらず、私は途中でばててしまいました。
日頃の運動不足を痛感…
過度に心配する必要はないですが、動きやすい靴があると安心です。
途中には可愛らしいパン屋さんも!お昼ご飯の調達にもおすすめです。
小さめですがスーパーもあります。
ハイジ村の入場料

大人:CHF 14.9
子ども:CHF 6.9(5歳~14歳)※4歳以下は無料
ハイジの村自体は無料で入ることができますが、ハイジの家や山小屋の中を見学するためには入場料が必要です。
チケットはお土産ショップのレジで購入することができます。
入場料を払うと以下の5つの施設内を見学することができます。
・ハイジの山小屋
・ハイジの家
・Johanna Spyri’sのハイジ資料館
・ヤギ小屋
・村の学校
ハイジ村の見どころ体験レポ
「アルプスの少女ハイジ」のアニメのままの美しい景色を堪能

最寄り駅から徒歩40分と少し遠く感じますが、ハイキング中の街のかわいさや自然の美しさは圧巻です。
雪が残る山々が連なっていて、葡萄畑や緑地が広がっている景色は、ハイジがブランコから見ていた景色そのものです。
生活感をリアルに感じるハイジの家や山小屋の中
まるで今もハイジの生活が続いているかのように細部まで作りこまれていました。
決して作り物ではなく、いまにもハイジの声や、薪を切る音などが聞こえてきそうな程でした。
こちらはハイジの家。

作業中のおじいさんにも会えます。

ハイジ達の食卓も。やっぱりチーズがたくさん置かれていました。

3月に訪れましたが、建物内は結構寒く感じました。
今でこそ暖房設備が発達していますが、昔は暖房などなく薪をくべて暖をとっていたんだなぁ、と改めて実感しました。
想像以上にリアルなハイジ達

ハイジ村には数か所ハイジ達の像があります。
日本人にとっては宮崎駿監督の可愛らしいハイジのイメージがあるので、
ちょっと反応に困る部分もありましたが、これがリアルなのかもしれません。

改めて宮崎駿監督のすごさを思い知った
ちなみに、ヤギたちも飼育されていました。

残念ながら白ヤギのユキちゃんではありませんでしたが、みんなのびのびしています。
ハイジ気分を味わえるブランコ体験

ハイジと言えば、オープニングでハイジが大きなブランコに乗っているシーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ここハイジ村にも、ブランコが設置されています!
ただ、建物の裏ということでブランコからの眺めは△。
あの雄大な自然の中で漕ぐブランコのイメージからは少し離れますが、これはこれで楽しめます。

私がオーナーならもっと景色がきれいなところに置くけどなぁ…(笑)
ハイジ資料館で見る世界中のハイジ作品
Johanna Spyri’sのハイジ資料館には、世界中のハイジ作品が展示されています。
壁一面に飾られたハイジの作品の数々を見て、全世界で翻訳され楽しまれていることを改めて感じました。
国によって、そして出版された年によってハイジの顔が全然違い過ぎて、比較しながら見て回るのも楽しかったです
ハイジショップでのお土産購入品

お土産ショップにはハイジグッズを中心にたくさんのお土産が販売されていました!
入り口には宮崎駿監督が描いたハイジたちが描かれています。
今回は自分用のお土産は購入しませんでしたが、プレゼント用に購入した物があるのでそちらをご紹介します。
子供向けのハイジ版かくれんぼ絵本

こちらはお子さんがいるお友達へのプレゼント用に購入しました。
ミッケ!のようなかくれんぼ絵本で、中はハイジの世界が描かれています。
スイスならでは感もあってお土産にもピッタリ!
まとめ
いかがでしたか?
今回はハイジ村の楽しみ方や体験レポをご紹介しました。
チューリッヒからも行きやすい観光地なので、スイス旅行の候補地に入れやすいかなと思います。
是非スイスに来た際には、ハイジが味わった雄大な自然を体験してみてはいかがでしょうか。