海外赴任が決まった方、またそのパートナーの方にとって、
日本から何を持っていくべきか、という点は気になるところですよね。
可能ならばあれもこれも持っていきたいけれど、荷物の重量制限があるのでそうもいかないですよね。
この記事では、実際に筆者がスイス引っ越しを体験したうえで「これは持ってきておいた方がよい!」という日用品をご紹介します。
重要度を★3段階で記載しているのでそちらも参考にしてみてください。
食料品編はこちらの記事で紹介しているので、気になる方はこちらもチェックしてみてください!
国によって持ち込みの制限が異なるので、各国の持ち込みルールを必ず確認してください。
電化製品
海外では日本と電圧が異なるため、コンセントの変換プラグを使用するだけでは、
日本の家電をそのまま使うことはできません。
間違って使ってしまうと家電が壊れたり、ブレーカーが落ちたりするので絶対だめ!
もちろんiphoneなどのスマホやPC、一部のドライヤー・ヘアアイロンは海外でも使える場合があるので、
赴任先の国の電圧がどのくらいなのか、お使いの家電がどのくらいの電圧まで対応できるかを確認しましょう!
国別の電圧一覧を確認したい方は、下記のURLからチェック
変圧器 ★★★
お持ちの家電が日本国内の電圧にしか対応しない場合は、
変圧器を使うことで、海外でも使用できるようになります。
我が家では以下のリンクの商品を使っています。
私たちは小さな家電はすべて持参したので、変圧器は3つほど購入しました。
変換プラグ ★★★
海外では、コンセントの形が日本とは異なるので、日本のコンセントをさす場合は、変換プラグが必要です。
国別の変換プラグのタイプは下記サイトにまとまっているので、
こちらから確認しましょう!
Amazonで安いものを購入して使用したら、いくつか火花が散ったので
あまりに安いものは怪しいかも…
炊飯器 ★★★
海外渡航を機に、海外製を購入される方もいらっしゃるかと思いますが、
私たちはこれまで使っていたものをそのまま持っていきました。
家電量販店の方に相談したところ、海外対応製品はそれほど種類がないのと、機能もベーシックなものしかないとのことだったので、
買い替える必要性をあまり感じませんでした。
元々持っていたものは海外対応ではないので、変圧器を使って使用しています。
サーキュレーター、小型扇風機★★★
スイスって涼しそう!というイメージがありますが、昨今の温暖化の影響なのか
夏はしっかり暑いです。
にも関わらず、スイスの住宅には冷房設備がついていません。
聞くところによると、ほかのヨーロッパ諸国もエアコンがついていないところが多いようです。
そのため夏はとても暑く、
特にクーラーがない部屋で寝るのは大変でした。
網戸もないので窓を開けると
虫(ハチ)が入ってくるから安易に開けられない…。
そんな環境なので、
小型の扇風機や保冷剤など、涼を取れるものがあると夏も快適に過ごせます。
電子レンジ・電気ケトル・コーヒーメーカー★★
このあたりも買い替えることなく、そのまま持参しました。
海外非対応なので変圧器を使っています。
私の住んでいる家には、オーブンは備え付けられていたものの、
電子レンジはなかったので持参して本当によかったです。
テレビ ★★
テレビも元々使っていたものを持参しました。
なお、使用時は変圧器を使用しています。
スイスでテレビを見るためには、別途ケーブルテレビやIPTVを契約する必要があり、
今のところは契約していませんが、
VPNをつないで日本のテレビやNetflix、 Amazon Primeを楽しんでいます。
日本語コンテンツに触れるだけで、寂しさも軽減します。
ロボット掃除機 ★★
こちらも変圧器につないで使用しています。
iRobotを使っているので海外でも使えるかと思いきや使えませんでした…
海外ブランドだからと言って対応しているわけではないようです!
ヘアドライヤー・ヘアアイロン ★★
スイス渡航に合わせて、海外対応製品を購入しなおしました。
ヘアドライヤーは、Panasonicの「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA9F」を
ヘアアイロンは、サロニアの「2WAYストレート&カールヘアアイロン」を使用しています。
ヘアドライヤーの詳細はこちら
ヘアアイロンの詳細はこちら
医薬品
風邪薬、胃腸薬、解熱剤等の常備薬 ★★★
日本で飲みなれているものは、ひと通り持参することをおすすめします。
赴任先でも購入はできますが、薬の基準が日本とは異なっている場合や
そもそもどれを購入すればいいのかわからないこともあります。
特に赴任したばかりの時は、環境の変化で体調崩す可能性もあるので、
持参しておくことで安心感にもつながります。
なお、引っ越し業者の方から持参できる量は「薬ケース1箱分」と言われました。
渡航先によって異なる場合もあるので、引っ越し業者の方に確認しましょう。
また、市販薬を持ち込む際はパッケージのまま持ち込むことで
無用なトラブルを避けるようにしましょう!
処方薬 ★★
そのほか、いつも飲んでいる薬があれば持参しましょう。
飲んでいる薬の種類によっては書類が必要であったり、
持ち込みの上限が決まっている場合もあるので注意が必要です。
以下、厚生労働省から海外への薬の持ち込みについての案内が出ているので
URLを貼付しておきます。
掃除用品
無印:水回りの汚れ用掃除シート ★★★
ざらざらしたシートで、硬水による軽い水垢汚れの掃除にぴったりです。
ヨーロッパをはじめとする硬水の地域では、硬水に含まれるカルキの影響で
あっという間に水回りが白く汚れてしまうので、とても重宝しています。
硬水対策についてもっと知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください!
ウタマロ ★★
お部屋のあらゆるところの掃除に使える中性洗剤です。
渡航したばかりの頃は、一体どれが何用の洗剤なのかを見分けるのも一苦労…
1本持っていると、お掃除のストレスが軽減します。
ポリエチレン手袋★
掃除や料理の時に使える使い捨てポリエチレン手袋です。
スイスでは園芸グッズとしては見たことありますが、
食品に触れていいものはまだ見かけていません。
流せるトイレブラシ/トイレスタンプ ★★
日本で愛用していたのでAmazonで大量買いして持参しました。
私はスクラビングバブルを使っていましたが、こちらはアメリカの製品なので海外でも手に入れやすいかと思います。
スイスでは同じものを見かけたことがありませんが、似たような商品は購入可能です。
日本と同じものを使って掃除をしていますが、
スイスのトイレの方が汚れやすいと感じています…。
洗濯用品
洗濯ネット ★★★
スイスの洗濯機・乾燥機はとにかく力が強いので、洗濯ネットが必須です。
ほかの国の洗濯事情について調べてみても、
やはり海外の洗濯機はとにかく威力が強いとの情報を見かけます。
そのせいで洗濯ネットもすぐにボロボロになってしまうので、
予備を持っておくと安心です。
スイスでも売られていますが、とっても高いです。
100均などで多めに買っておくことをおすすめします!
ダイソーが恋しい…
物干しスタンド ★★★
スイスでは洗濯物をベランダなどの外に干せないため、乾燥機または部屋干しが基本です。
そのため、部屋干し用のスタンドを持っていくことをおすすめします!
外に干せないのは
「景観を損ねるため」という理由だそう。
なお、スイスのアパートでは地下に共同の洗濯機が置いてあり
決められた日に使う、というケースが多いです。
地下なので日当たりが悪く、乾かないケースもあるそうなので
自分の家に持って帰って、部屋干しする方法もおすすめです。
衛生商品
歯ブラシ/歯磨き粉(旅行用もあると便利)★★
海外の歯ブラシは大きいので磨きづらく、
かつ、大きいヘッドのものは磨き残しが発生しやすいのだとか…
海外では歯科治療に莫大な医療費がかかるケースもあるので、
特に歯のケアは慎重になりたいところです。
そうでなくても歯は大事ですが!!!
また、旅行用の歯ブラシセットがあまり売られていないので、
そちらも持っておくと便利です。
コンタクト ★★★
1年分購入して持参しました。
引っ越し業者の方からは船便・航空便では2人合わせて3か月分だけしか送れない、
と言われてしまったので、残りは手荷物で持ち込みました。
生理用品 ★★
こちらも1年分購入して持参しました。
船便が届かず、一度海外製を使いましたが、肌触りは日本製品のほうが圧倒的によかったです。
日頃使い慣れているものであれば、モレなどという不安も抱えずに済みます。
生理中に無駄なストレスはためないに越したことはありません。
保湿用化粧水 ★★
スイスをはじめとするヨーロッパでは、化粧水といえばふき取りタイプなので
保湿用の化粧水をあまり見かけません。
特にヨーロッパは乾燥がひどく、保湿用の化粧水がないとお肌の乾燥がかなり気になります。
特に冬場はカサカサです…
乾燥肌の方は持参することをおすすめします。
軟水化シャワーヘッド★★★
硬水の地域では、髪やお肌へのダメージが大きいので
硬水を軟水化してくれるシャワーヘッドを使うことをおすすめします。
我が家で使っているのは、イオナックという商品です。
一般的に4か月ごと(※)にフィルターを交換する必要があるのですが
海外発送にも対応してくれているので、追加のフィルターの購入もしやすいです。
※硬度の高い地域は、交換機間が短くなるようです!
イオナックについて詳しく知りたい方は下記URLからチェックしてみてください。
キッチン回り日用品
IH対応のフライパン、鍋 ★★
スイスではガスコンロではなく、IHタイプが主流です。
もし、今お使いの物がIH対応ならばそのまま使うことができます。
逆にガスコンロ対応の場合は日本に置いてきた方がよいです。
ラップ ★★★
海外製品は切れ味がよくないので、日本製を持参することをおすすめします。
アイラップ ★★
食材を入れて冷凍保存したり、そのまま電子レンジで過熱ができるなど便利なビニル袋。
スイスでアイラップデビューしましたが、
今まで使っていなかったことを後悔しました。
海外の肉や袋詰めの野菜(ほうれん草等)はとにかく量が多いので、
冷凍保存が欠かせません。
そんな時にとても役立ってくれます。
衣類
ヒートテック/エアリズム ★★★・ ウルトラライトダウン ★★
赴任先にユニクロがある方は、現地調達も可能ですが、
スイスのようにユニクロがない地域の方は、日本から持参することをおすすめします。
少なくともスイスでは、あれほど安くて機能性が高い衣類を購入することはできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、実体験に基づいて、海外渡航時に持って行った方がいいなと感じたものをご紹介しました。
大前提として、海外では安価で性能のいいものはなかなか手に入りません。
荷物の重さ制限はあるものの、なるべく日本から持参できるものは持参したほうが良いと思います。
上記で紹介した中でも、特に優先度が高いと感じた「★★★」のものをまとめておきます!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 変圧器★★★
- 変換プラグ ★★★
- 炊飯器★★★
- サーキュレーター、小型扇風機★★★
- 風邪薬、胃腸薬、解熱剤等の常備薬 ★★★
- 無印のシート★★★
- 洗濯ネット ★★★
- 物干しスタンド ★★★
- コンタクト ★★★
- 軟水化シャワーヘッド★★★
- ラップ ★★★
- ヒートテック ★★★
- エアリズム ★★★