スイスの中心街であるチューリッヒの冬といえば、街全体がクリスマスマーケットで彩られる華やかなシーズンです。
2024年も、スイスならではのフードや美しいクリスマスツリー、街中のライトアップなど魅力が盛りだくさんです。
成田-チューリッヒ間は直行便もあって行きやすい♪
この記事では、チューリッヒで開催されるクリスマスマーケットの、
スケジュールや開催場所などの基本情報から、おすすめの写真スポットやスイスならではのストリートフードなどをご紹介。
ぜひスイス・チューリッヒで楽しいクリスマスシーズンをお過ごしください!
2024年チューリヒのクリスマスマーケット開催場所&期間
主要なクリスマスマーケットは11/21~12/23頃まで開催されています。
チューリッヒでは10か所ほどの会場がありますが、
主要なマーケットは、チューリッヒの中央駅を中心に歩いていける距離、もしくはトラムで数駅のところにあります。
営業時間は、各会場や曜日によって若干のばらつきがあるので
各会場の場所や細かな営業時間の詳細を確認したい方は
以下のチューリッヒ市のホームページをチェックしてみてください。
チューリッヒで特におすすめのクリスマスマーケット会場
チューリッヒ市内最大級 Sechseläutenplatz
- 開催期間:11/21~12/23
- アクセス方法:電車のStadelhofen駅から徒歩4分
チューリッヒ歌劇場(Zurich Opera House)前の大きな広場で行われていて、
敷地も広く店舗数も多い、チューリッヒ市内最大のマーケットです。
ヨーロッパ最大級の屋内マーケット Zurich main station
- 開催期間:11/21~12/24
- アクセス方法:チューリッヒ中央駅(Zurich HB駅)構内、地上階イベントスペース
駅直結でアクセスしやすく、
雨、雪、寒さをしのげる点が大きな魅力。
ヨーロッパ最大級の屋内クリスマスマーケットです。
チューリッヒのクリスマスマーケット特徴とは?
街全体がクリスマスマーケット仕様に
チューリッヒの中心街では、複数のマーケットが開催されていて、
上記でご紹介した大きなものから、街を歩いていると出くわす小さなマーケットまで多種多様です。
日本のクリスマスマーケットは、
1か所のイベント会場で開催されていることがほとんどですが、チューリッヒでは町全体がクリスマスマーケットの様相です。
街全体でクリスマスムードを楽しむことができます。
スイスならではのフードが楽しめる
ドイツ語圏であるチューリッヒでは、ドイツと同様ソーセージが人気です。
そのため、クリスマスマーケット内ではソーセージを片手にマーケット散策を楽しんでいる人が多数。
また、チーズをふんだんに使ったフードや、リンツチョコレートが使われているスイーツなどスイスならではの食事が楽しめます。
日本でもスイススタイルのクリスマスマーケットが楽しめる!?
千葉県・幕張ではスイス・クリスマスマーケットが12/13~12/15で開催される模様!
スイスの人気観光地「モントルー」と千葉県・幕張市が姉妹都市なんだとか。
さすがに急にスイスには行けない…という人は、幕張まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
スイス・クリスマスマーケット in マクハリ についての詳細情報はこちら
チューリッヒのクリスマスマーケットで絶対撮りたい!写真映えスポット3選
特大リンツクリスマスツリー
チューリッヒ中央駅のクリスマスマーケットでは、
スイスで最も有名なチョコレートのリンツが、「これでもか!」というほどあしらわれた特大のツリーがお出迎えしてくれます。
一体何個のリンツチョコレートが飾られているんだろう…
これって全部本物なのかな…?
世界でここでしか見られないクリスマスツリーです。
ツリー正面には写真スポットもあるので、思い出に残る写真が撮れること間違いなし!
このツリーはあまりにも大きいので、近くからだとうまく写真に入りません。。
ツリーの全貌を写真に収めるためには、会場内の2階建てスペースがベストポジションです。
正統派クリスマスツリー
こちらはチューリッヒ歌劇場前で開催されているクリスマスマーケットの中心にたたずむ、正統派で美しいクリスマスツリーです。
ライトアップがとても美しいので、写真を撮るなら夜が特におすすめ!
こちらにも2階スペースがあるので、上って撮るときれいに撮れます。
駅前通りのLUCYと、デパートGROBUSのイルミネーション
チューリッヒ中央駅のメインストリート(Bahnhofstrasse)では、約1kmにわたって、頭上に「Lucy」と呼ばれるイルミネーションがあしらわれています。
派手さはありませんが、控えめなライトアップからはどこか神聖な雰囲気を感じます。
そのLucyのライトアップストリートの途中に、スイスのデパートGROBUSがあり、
建物全面にプレゼントデザインのイルミネーションがあしらわれています!
Lucyの控えめなライトアップと、GROBUSのインパクトのあるライトアップのコントラストがとても美しいです。
チューリッヒのクリスマスマーケットで絶対食べたいスイスグルメ
やっぱり人気!ソーセージ
スイスのドイツ語圏では、ソーセージは国民食なのでは?というほど人気です。
そのためクリスマスマーケットでもそこかしこでソーセージの屋台を見かけます。
スイスのソーセージは、日本のようにジューシーというよりは、
もっと肉がつまってずっしりとしつつも、油っこくないのが特徴です。
マスタードかケチャップのどちらが欲しいか?と聞かれるので、お好みでお願いしてみましょう。
もちろんどちらも!でもアリです。
スイスといえば!ラクレットチーズ
スイスのチーズ料理といえば、チーズフォンデュのイメージが強いですが、
実はラクレットも同じくらい有名です。
クリスマスマーケットでは、
ジャガイモにラクレットチーズをかけた形で提供されていました。
スイスのお隣ドイツのドーナツ!ベルリーナ
スーパーのパンコーナーにも必ず売っているドーナツ「ベルリーナ」もマーケットで購入できます。
こちらをたとえるなら、ミスドのエンゼルクリーム!
ドーナツなのに重すぎず、食後でもペロリと食べられます。
ホットワイン Glühwein
クリスマスマーケットといえば、ホットワインを忘れてはいけません。
日本のクリスマスマーケットでも最近はおなじみになりましたが、
赤ワインとスパイスを一緒に煮詰めた温かいアルコールドリンクです。
煮詰めているのでアルコールが少し飛んでいて、飲みやすくなっています。
ワインが苦手な夫も、日本のホットワインより飲みやすい!と言っていました!
真偽の程はわかりませんが….
寒い中ホットワインを飲むと、体の芯から温まります。
クリスマスマーケット内での支払い方法
大きな会場では、カード決済がメインです。
お店によってはキャッシュレスのみのところもある点と、
人もかなり多い点を鑑みると、カード決済がおすすめです。
クリスマスマーケットを120%楽しむための心得
防寒対策は入念に
スイスのクリスマスシーズンは、日本よりもおよそ5~10度くらい低く、
最高気温が0度の日もあります。
2024年は、11/21のクリスマスマーケット初日に大雪が降りました。
そのため、防寒対策はしっかりとしておく必要があります。
私が実際に大雪の中訪れた際の防寒グッズは以下の通りです。
- 手袋(ユニクロのヒートテック)
- 極暖ヒートテック
- 持っている中で一番暖かいニット
- パンツの下にヒートテックレギンス
- ウルトラライトダウン
- ダウンジャケット
- マフラー
- ニット帽
ちなみに、これでも1時間ほどで凍てつく寒さに耐えられなくなりました。
混雑を避けるなら平日がおすすめ
土日はもちろん、平日の夜は仕事終わりの会社員で結構混雑しています。
そのため、混雑をさけてゆっくり過ごしたい場合は平日のお昼の時間がおすすめです。
ですが、夜のライトアップされたクリスマスマーケットの様子も楽しみたいですよね。
そんな時はマーケットに早めに行ってフードやドリンクを楽しんで、
夜はライトアップを楽しむことをおすすめします!
実際に行ってきた!クリスマスマーケット体験レポ
チューリッヒ市内最大級 Sechseläutenplatz
チューリッヒ歌劇場の前の大きな広場で開催されているマーケットの様子です。
目を引くのは巨大なツリー。
みんなここで写真を撮ったり食事をしたりと、各々楽しんでいました。
このマーケットには100を超えるお店が出店しているようで、飲食系から、キャンドルやアクセサリーなどを販売しているお店まで多数ありました。
スイスのバックブランド「FREITAG」も出店していました。
また、クリスマスオーナメントを専門に取り扱うショップもあります。
入店制限がかけられていて、入るまでに20分程度待ちましたがが、
所せましと、かわいくて、デザイン性が高いオーナメントが販売されていました。
お土産にもぴったりです。
ホットワイン限定マグカップはこれ
クリスマスマーケットの醍醐味といえばホットワイン。
チューリッヒのマーケットでももちろん販売されています。
ホットワインとマグカップを購入して、
マグカップを返せばその代金が返金されるというシステムです。
ここではマグカップ代も含めておよそCHF13でした。
ザ・クリスマス!というデザインではありませんが、
1年中気兼ねなく使えるので、利便性も抜群です。
実際にマーケットで食べたスイスフード紹介
①ジャガイモのラクレットチーズ
価格はCHF12.8でした。
その名の通り、ジャガイモにラクレットチーズがかかったシンプルな料理ですが、
ジャガイモもチーズも素材がとてもおいしいので、間違いのない味です。
量も日本の感覚の1人前なので、多すぎて困ることもありません。
一人で食べてもよし、シェアしてみんなで食べるのもよし!です。
ちなみに付け合わせは小さなきゅうりと玉ねぎのマリネで、こちらも癖のない味わいです。
ただ残念なのが、外がとても寒いのでチーズがすぐに固まってしまう点です。
購入後はチーズがとろけているうちに早めに食べ切りましょう。
②ベルリーナ
スイーツも食べたいなぁと思って見つけたのがこちら。
CHF3.5とお手頃価格で、かつ重くないドイツのドーナツです。
味はバニラ、チョコレート、アプリコット、いちごまたはラズベリーがありました。
迷わずチョコレートを選びましたが、やっぱりくどくなく食べやすい!
笑顔が素敵な店員さんが出迎えてくれました。
食器やカトラリーを返却するとデポジットが返ってくる
ホットワインなどのドリンクやラクレットなどのしっかりとした食事には、
料理の代金に加えてマグカップやお皿、カトラリー(フォーク・ナイフ)の料金が含まれています。
そのため不要な食器は、購入時にもらったおもちゃのコインと一緒に返却カウンターに持っていくと、購入したクレジットカードにデポジットが返金されます。
メニュー表より高くても、ぼったくりではないので安心してね
スイスはサスティナブル社会への関心が高い国なので、
なるべくリユースできるような仕組みになっているのかもしれません。
チューリッヒ中央駅構内のクリスマスマーケット
私が行った日は大雪だったため、この屋内のマーケットにとても助けられました。
ここで一番を目を引くのは何と言っても全面リンツがあしらわれた巨大ツリーです。
時折、リンツツリーの下でリンドールを配っているスタッフもいらっしゃいました。
駅構内といえど、たくさんのショップが出店していました。
まずは、目を引くキャンドルショップを発見。
たくさんの種類があり、可愛すぎて選べませんでした。。
お土産にもぴったりです。
また、クリスマスのライト専門のお店もありました。
日本ではなかなか見かけないデザインばかりなので、こちらもおすすめです。
実際にマーケットで食べたスイスフード紹介
①むっちり肉肉しい!ホワイトソーセージ
クリスマスマーケットに限らず、スイスではソーセージを頼むとパンがついてくるのが主流です。
ここのマーケットでは無料でついてきました。
レストランで水は有料なのに、パンが無料なのは不思議
ずっしりとしたソーセージは味わい深く、一瞬でペロリ。
一緒についてきたパンは想像以上に硬いですが、とってもおいしかったです。
②クレープ
今回選んだのは、リンツ&シュプリングリのチョコレートクレープ。
リンツと同様、シュプリングリもスイスで有名なチョコレートショップです。
チョコレート味以外も、シュガーやキャラメルなど具材がシンプルな物が多い印象でした。
アツアツのクレープとトロトロのチョコレートの甘さが、冷えた体に染み渡りました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
チューリッヒでは町全体でクリスマスマーケットを楽しめるところがとてもおすすめポイントです。
ホリデーシーズンの特別な思い出を作ることができるので、
この時期のヨーロッパ旅行の際には、ぜひチューリッヒのクリスマスマーケット旅程に入れてみてはいかがでしょうか。